日々をクリエイトすること、対価を受け取ること。

大阪&高知「彼女について」レコ発&配信にむけて。

すっかり秋になった空と風の中、この連休はみなさんどのようにお過ごしでしたか。

私は高知からチーム耳六や家族と共に、隠岐の島は海士町の中村旅館へひとっとび。みんなで歌ったり、配信したりして遊びながら、すごく豊かな時間をクリエイトさせてもらいました。帰宅して、自分の心をのぞいてみると、この旅は私にとってとても重要な旅だったと改めて感じました。それはこの半年間、「今まで」と「これから」のはざまで、ずっと自問自答していたことと、構築しなおしていた新しい何かが、カチっとはっきり切り替わったような感覚。

今までは、あらかじめ用意した仕事(ツアーやライヴ=ある程度保証された収入)がないと、旅は成立しない、クリエイトは成り立たない、そしてそれがないと生活は成り立たない、と思っていたけど、それは完全なフェイクだったな、と気が付きました。

年間約150本のライヴツアーが出来ていたほんの半年前までの日々の中。私は音楽で一夜一夜クリエイトしながら、Moneyという対価をもらってきたと同時に、一見数字では表せられない、目には見えない対価も沢山いただいていて、それをしっかり受け取って、あの日々をクリエイトしていたのだと実感しました。

そして今、まったく違った生活様式と表現場所の制限の中でも、同じように循環しているということに気が付き、静かに感動しています。

対価とは何か、クリエイトとは何か、コロナの影響でドンガラガッシャンひっくり返ったおかげで、組み立てなおしている感じ。もう、本当に1ミリの嘘もなく、対価もクリエイトも喜びと共にただそこにある、いいも悪いもなく、受け取り続けて、生み出し続けるために、わたしは何を今選び取るのか。ワクワクしながら見つめています。

そして、ドンガラガッシャン直前に、私と共に作品をクリエイトしてくれた仲間たち、黄さん、みたにん、りょうじ、シマフミとの、待ちに待った共演が、来週にせまっています。大阪と高知での二日間のライヴ。

一体、今の私は彼らの音から何を受け取って、何を返して、循環させられるのか、はっきり言って予想もつかないです。今までの「いい」も「わるい」もドンガラガッシャン全部捨てて、まっさらな気持ちで、嬉しみと共に挑もうという気持ちです。

どうか皆さまも、ドンガラガッシャン面白がって、大阪ロイヤルホース、高知A BAR、ツイキャス配信、お楽しみいただけたらこんなうれしいことはないです。

さ!祭りじゃい!

心よりお待ちしております。

感謝を込めて。矢野絢子